紅葉シーズン到来。お出かけ先を迷っている人にぜひおすすめしたいのが、ふなばしアンデルセン公園です。近い! 広い! 安い! と三拍子そろったうえに四季折々の花々が楽しめるとあって、長年地元の人々に愛され続けてきたこの公園。なんと、世界最大の閲覧数を持つ某旅行クチコミサイトで、ディズニーランド、ディズニーシーに次ぐ全国第3位の人気を誇ったことも!
船橋市の姉妹都市であるデンマーク・オーデンセ市の童話作家・アンデルセンが生きていた1800年代の牧歌的風景をイメージした園内は、ヨーロッパそのもの。SNS映えする写真がた~っくさん撮れちゃうこともあって、最近は県外からもたくさんのお客さんが訪れ、静かなブームに。「千葉にいながらデンマークなう!」、あなたも体験してみませんか。

ここってほんとに船橋? 屋根に芝生をはってヨーロッパの農家風に仕上げたボートハウスは雰囲気たっぷり! オープンデッキでは、デンマークから輸入して店内で焼き上げたデニッシュなどの軽食も楽しめます。

デンマークから資材を船で運び、忠実に再現した1800年代の農家。もちろん内部にも入れます。当時のベッドや家具などが展示されていて、タイムトリップしたみたい!

ひときわ目を引くのが、フェン野外博物館の管理棟をイメージした真っ赤な建物。噴水前で遊ぶ子どもたちが絵になる!

この不思議な像は、アンデルセンの代表的な作品「裸の王様」をモチーフにして、アーティストの三木サチコさんが作成したもの。この像を目当てに訪れるお客さんもいるそう。

ヨーロッパの風情あふれる「メルヘンの丘ゾーン」と、子どもの遊具が並ぶ「ワンパク王国ゾーン」を結ぶ太陽の橋。橋の欄干には、切り紙作家としても有名だったアンデルセンのデザインプレートが隠されています。探してみて!

撮影スポットとして一番人気の、ハートのトピアリー。カメラやスマホを置くための撮影用の台も設置されており、休日には長い行列ができるそう。高さ約2.5ⅿのハート形アーチは迫力満点!

「子ども美術館ゾーン」にあるアンデルセンスタジオでは、子どもたちが衣装やフェイスペインティングでアンデルセン童話の登場人物に変身することができます。セットも凝っていて、童話の世界に迷い込んだみたい! プログラムに参加する子どもとその家族だけが入ることができる、穴場の撮影スポットです。

園内で大人気のアンデルセンドッグは、年間1万本も販売されているヒット商品。デンマークスタイルのワンハンドドッグを再現。背景の花畑をぼかして撮影するとまるで海外旅行中みたいに!
いかがでしたか。10月いっぱいは園内にてハロウィンの飾りつけや、コスモスまつりを開催しています。めずらしいレモンイエロー色のコスモスが咲き誇る「コスモスめいろ」も楽しめますよ。また10月28日(日)は、年に一度の市民無料開放デー! 船橋市民はもちろん、ご来園のすべてのお客さまの入園が無料となります。くわしくはホームページをご覧ください。
・ふなばしアンデルセン公園
千葉県船橋市金堀町525番
休園日:月曜日(祝日、春・夏・冬休みは開園。そのほか、年末年始や園内整備等による臨時休園あり)
開園時間:9時30分~16時(4月8日~10月31日の土曜・日曜・祝日と、3月20日~4月7日・6月15日・7月20日~8月31日は17時まで)
入園料金:

前売り券は割引あり。そのほか、ポニーの乗馬や変形自転車など、さまざまな施設利用料金等についてはホームページをご確認ください。
https://www.park-funabashi.or.jp
※掲載内容は2018年10月時点のものです。
取材/文 植木淳子

