使用する人に合わせたひと工夫で、もっと使いやすい靴箱へ
つくりつけ靴箱の中にはさまざまなタイプがあります。わが家は上下に分かれたタイプで、棚板が固定式になっています。
使い勝手がイマイチで、収納スペースは限られている現状。それでも家族分(夫婦+娘2人)の靴を収めなくてはなりません。
靴箱は家族全員の靴が大集結している収納場所です。
だからこそ使用する人それぞれに合わせて使いやすさを考えていくと、しっくりとくる靴収納の仕組みにつながるヒントが見えてきますよ。
使用する人に合わせた考え方、夫の靴収納

スーツ用からカジュアルまで、毎日履く靴が異なる夫。毎日の靴を選びやすく、出し入れのしやすさを重視した収納が求められます。
男性の靴は大きく幅もあるのでスペースをとってしまうのですが、使い勝手を最優先として詰め込むことなく靴を収納しています(家族の中で一番多い3段分のスペースをとっています)。
箱にしまって忘れ去られる靴があった経験から、所有しているすべての靴を並べるようにしています。
そうすることで、履いている靴と履いていない靴が明らかになります。定期的に見直してもらう際に、残す靴を選びとる判断材料にもなるのです。
私の靴収納

季節ごとの入れ替えをしなくてすむように、なるべく多くの靴を収納できたら……。
その思いに応えるには、スペースに限りがあるわが家の靴箱。そこにひと工夫(DIY)手を加えることで、スペースの有効活用を図っています。
私の靴収納のひと工夫とは

わが家の固定式棚は高さが15㎝と低いため、100円ショップで売られているシューズラック類は高さがありすぎて使用できません。
そこで、MDFボードと角材を使用して斜めの台を作り、上下に靴を収納する仕組みを作りました。
収納量が増えましたが、見た目はスッキリを保っているところがポイントです。
子どもたちの靴収納

一番下の段は娘たちの靴の収納場所。
仕切りのないところに子どもたちの小さな靴をしまうと、ごちゃごちゃで使いにくくなります。
本人たちに靴の管理をまかせるには、一緒に仕組みを作ることが大切ですね。
子どもたちと一緒に行った分類、運動靴・おしゃれ靴・サンダルに合わせて入れものを用意しました。
仕組み作りは楽しさをプラスして

靴を購入したときの箱。男性用の箱は大きくて子ども靴の収納にぴったりです。
子どもたちが好きなようにラベルを作れば、たちまちお気に入りのシューズボックスに!
ぐちゃぐちゃに投げ込まれていることもありますが、分類されているため、とり出しに問題はなさそうです。そしてこのボックスの利点は、たとえ中身がどんなにぐちゃぐちゃであろうとも、外見を損なうことがないところ。
まずは片づけるを習慣化させるためにひと役買ってくれている仕組みです。
上部の靴箱だけは家族一緒に

長靴やランニングシューズといった使用頻度の比較的低い靴は上部の靴箱に入れています。
下部の靴箱と異なり、家族全員の靴が混在する収納場所です。
その他、登山靴やウォーターシューズなどはキャンプ道具と一緒に収納したり、スペースをとるようなブーツは他の場所へしまっています。
使用する人に合わせた使い勝手を考える収納はそれぞれが自分の靴を管理できる収納でもあります。
コツ・ポイント
斜め台に使用したMDFボードは、ホームセンターなどでカット加工(無料、有料)してもらえます。
使用しているMDFボードは厚さ9㎜ですが、長さ・薄さによっては中心がたわんでしまうことがあります。
ヒールのある靴をしまう際に、そのまま押し込むとヒール部分をボードに引っかけてしまうので、靴を横にする必要があるのが少し手間ではありますが、入れてしまうと安定しています。
記事提案:RIRICOCO
※上記記事は(株)主婦の友社の「暮らしニスタ」会員による投稿を編集掲載しています。

