玄関の棚の上に置いたボックスに収納している鍵。車や子どもの自転車の鍵を入れていますが、末っ子の背の高さでは中をのぞけないので取り出しにくい……。しかも、子どもの自転車のメーターや時計など、いろいろなものがまざってゴチャゴチャ。鍵はもとのところに戻すという決まりになっていますが、一見してわかりにくく、出かけるときになって「鍵がなーい」となることもしばしば。そこで、片づけやすく、管理しやすくするため、キーボックスを作ってみました! 細かく分けたので工程が多いようですが、やっていることは簡単です。材料は100円ショップのものだけ! の簡単工作です^_^
・桐すのこ:いろいろなサイズがありますが、今回はバラして使うので、板の幅が3.5cm弱のこのサイズにしました。
・インテリアウッドフレーム黒板:キーボックスの扉にします。縦長に使い、裏にすのこ板を貼って扉にします。
・木製トレイM:大きすぎず、小さすぎず、厚すぎず、黒板のフレームとサイズが合います。これがキーボックスの本体です。
・木製フック付きプレート:鍵をかけるフックをボックスの中にとりつけようと思っていましたが、ピッタリサイズのこちらを見つけたので、そのまま使うことに。吊り金具がついていました。
・マグネットテープ:扉がきちんと閉じるようにつけます。
・取っ手(アンティーク):扉につけるハンドルです。
※上記はすべてセリアで購入しました。
今回はすのこの板をバラバラにはずして使用します。すのこを裏向きに台の上に置き(私はいつも雑誌で台を作ります)、すのこ板の下駄の近くをかなづちで思いきりたたくと、簡単にはずれます。
板に残った針は、ペンチで引き抜いておきます。
15㎝のすのこ板を6枚作ります。紙ヤスリをかけると少し短くなるので、できあがり(15㎝)より気持ち長めにカット。切断面がザラザラするので紙ヤスリをかけます。角もとがっているので、角をとる程度にヤスリをかけます。表面もザラッとしていると塗料を塗りにくいので、軽く紙ヤスリをかけておくと仕上がりがきれいです。
好みの塗料でトレイとすのこ板を色づけします。今回はダイソーで購入した水性ニスとナチュラルミルクペイントを使いました。
ベースに塗ったのは、水性ニスのウォルナット。これだけで古びた雰囲気が出るとてもいい色なので、100円ショップ工作のときには必ず使用します。絵画用の平筆を使って塗ります。塗り重ねると色が濃くなりますが、上に他の色を塗る場合ニスは一度塗りで大丈夫。ムラになっても問題ありません。裏は貼りつけると見えなくなるので、表面と側面だけ塗ればOKです。
乾いたら、すのこ板には上から他の色を塗ります。とても塗りやすく、かわいい色のミルクペイントは、筆に少なめにつけて、わざとかすれるように塗りました。水性ニスウォールナットをベースに一度塗りします。
すのこ板の写真は上から、
①水性ニス一度塗りそのまま
②水性ニス二度塗り
③+ミルクペイントアースホワイト
④+ミルクペイントアースホワイト&モカチャ
⑤+ミルクペイントアースホワイト&モカチャ(二度塗り)
⑥+ミルクペイントモカチャ
濃い色を塗ったあとは、白っぽい塗料をつけた筆で表面を軽くなぞり、少し汚しました。1色で塗ってもいいし、ペイントをかすれさせず塗ると、すっきりした印象になると思います。
木製フック付きプレートの裏についている吊り金具を、ドライバーではずします。はずした吊り金具は、⑦で使うのでとっておきます。
木製トレイMの上部に木工用ボンドで貼りつけます。
蝶つがいで、木製トレイMとインテリアウッドフレーム黒板をつなぎます。フレームは黒板側が内側になるようにとめます。蝶つがいをつける部分の木製トレイの厚みや幅を考慮して、トレイの側は側面にとりつけました。ネジをさすところにキリで穴をあけてから、ドライバーで木ネジを回しとめます。
扉の部分にすのこ板を木工用ボンドで貼ります。黒板を内側にしているので、扉の表は黒板の裏側になっています。フレームの縦が約20㎝、すのこ板は1枚が3.3〜3.5㎝幅だったので、6枚並べると大体天地がそろいます。色のバランスを見て板を並べ、貼りつけていきます。
木製フック付きプレートからはずした吊り金具を木製トレイの裏、上部にとりつけます。
⑧マグネットテープをとりつけます
扉にはマグネットテープを木工用ボンドでつけます。これできちんと閉まります。
取っ手の位置を決め、とりつけます。
子どもでも使いやすいキーボックス、できました!
中を開けるとこんな感じ。
内側は黒板なので、メッセージを書くこともできます。マグネットも使用可能! 門限を守らない長男には、遊びに行く前にこのメッセージを読んでもらいましょう(^_^)
扉のところどころに木ネジをつけてアクセントにしました。これはお好みで^_^