高校生のとき、かわいい箱を作って、手作りの指輪をディスプレイして遊んでいました。そのころは技術も知識もゼロ。ただ切って貼るだけの方法で箱を作っていました。材料となるパンチカーペットを手にする機会があり、昔を思い出して作ってみました。
用意するもの
パンチカーペット:適量
フェルト:適量
ハサミ
カッターナイフ
グルーガン
<デコレーション用(好みで)>
ハギレ:適量
レース:適量
リボン:適量
ビーズ:適量
S字ワイヤー:適量
平ワイヤー:適量
基本の基本

底、ふた、側面になる部分を切り抜いて貼る! これが基本です。パンチカーペットはカッターナイフやハサミで切れますし、厚みがあるので断面に直接接着剤をつけて貼ることができます。つまり、厚紙のように工作感覚で作れるのです。今回は強度をアップさせるため、パンチカーペットの裏側に、ひとまわり(5㎜程度)小さいフェルトを貼りました。
私は少し大きく切ったものを組み立てながらカットして微調整していくやり方で作りますが、慎重派の方は立方体を製図する感じで先に型紙を作っておくと失敗が少ないです。
①側面を作ります

いろいろな形が作れますが、いちばん簡単な円柱形で説明します。底の円周に、糊代分の2㎝をプラスした長さのパンチカーペットを輪っかにして貼り合わせ、側面を作ります。パンチカーペットの幅が、できあがった箱の深さになるのでお好みで長さを決めてください。輪っかが底からはみ出ない円になるよう調整してください。
②側面の輪っかと底の丸を貼り合わせます

底の裏側(箱の内側になるほう)の外周にグルーガンをつけて、側面の下側断面と貼り合わせます。
③内側にフェルトを貼ります

側面の内側に、幅が5㎜短いフェルトを貼ります。下側を一周貼りつけて、上側を一周貼りつけるとやりやすいです。そのあと、底にも内側からフェルトを貼りつけます。
④ふたを作ります(屋根型)

屋根型にする場合、底よりふたまわりくらい大きな円を270度くらい残して写真のように切ります。
※角度と大きさはお好みで。

断面にグルーガンをつけて貼り合わせて、裏にフェルトを貼って完成です。切り落とした取っ手をつける場合は、パンチカーペットを貼り合わせるタイミングで挟んでください。
④ふたを作ります(平べったい形)
底より直径が5㎜大きな円と、1㎝小さな円を切り、大きな円の裏に小さな円を貼ります。裏に貼った小さな円がストッパーになってふたがずれません。
基本はこれだけです。あとはお好みでデコレーションしてください。
⑤あとは好きにデコレーションします
ハギレ、レース、リボン、ビーズなど、好みでデコレーションしてください。以下は一例です。

①ハギレ+両面テープで屋根瓦風
②プラ板+フェルト枠を3辺接着で額縁風
③レースと丸フェルトとビーズを貼りつけ
④派手なレースをぐるっと一周
⑤フェルトを細長く切ってリボン風
脚もいろいろ

ジュエリーボックスってよく脚がついていてかわいいので、取り入れてみました。
左→S字ワイヤーを90度に曲げて接着
まん中→平ワイヤーを猫脚っぽく
右→ビーズを貼りつけ
【おまけ】

緑のパンチシートを見ていたら……。ファミコン世代の私にはもうアレにしか見えない! ということでやってみました。
長い円柱を作って上端に細い縁取りを貼りつけて、ソッコーで完成!
※実際にワープはできません。
コツ・ポイント
・グルーガンを使うと、材料を手早く貼りつけられて作業がサクサク進みました。
・試していないので保証はできませんが、布用ボンドでも、糸で縫っても作れると思います。
・立方体の作図ができて、ヤケドに注意すれば、技術はほぼいりません。
・アクセサリーをしまったり、キャンディポットにしたり、ポプリ的なものを入れていい香りのもとにしたり、子どもの宝箱にしたり、いろいろな用途に使えそうです。
記事提供:emicombさん
※上記記事は(株)主婦の友社の「暮らしニスタ」会員による投稿を編集掲載しています。
※本記事は2019年9月に公開されたものです。

