空気が乾燥する冬、髪も静電気でパサつきがち。整髪料もいいのですが、私がおすすめしたいのは、数年前にインターネットで見かけた、つげぐしと油を使う方法。週1回手間がかかりますが、ふだんは手を汚さずにささっと髪をケアできるところがおすすめです。
つげぐし(100円ショップで購入。「本つげ」と記載のあるもの)
油(椿油、馬油、ゆず油、あんず油、オリーブオイルなど)
紙ヤスリ
キッチンペーパー
食品用ラップフィルム
輪ゴム
私は甘い香りが好きであんず油を選びました。オリーブオイルでもOKなようです。ちょっと試してみようかな? と考えている人は、わざわざ新しく油を買わなくても、キッチンから少し拝借してきてトライできます。
くしの表面に軽くヤスリをかけてニスを落とします。油を染み込みやすくするためです。
大きめにカットした食品用ラップフィルムの上にキッチンペーパーを置き、キッチンペーパーに油を染み込ませます。油を染み込ませたキッチンペーパーでつげぐしを包み、揮発しないようその上から食品用ラップフィルムをしっかり巻きます。フィルムがはがれないように輪ゴムで固定し、この状態で1週間待ちます。
※面倒なら、ファスナーつき食品保存袋に油とつげぐしを入れて1週間放置してもかまいません。
作業中に手についた油は髪に塗りました。ほかにも油は、毛先に塗ってスタイリングしたり、ドライヤー前に塗ってトリートメントにしたり、シャンプー前のヘアパックや頭皮マッサージに使ったりと、いろいろな用途があります。
くしを2本用意し、1本を使っているうちに、もう1本を漬けて、というサイクルにしておけば、くしを使えない期間がなくなりおすすめです。さらに、数本を一度に漬ければ手間が省けます。
上の画像の右のくしはキャンドゥで購入したつげぐし、左のものはダイソーで購入した桃の木のくしです。
1週間たつのが待ちきれず、漬けてから5日後に取り出しました。表面に油がべったりついていたので、私は手でぬぐって髪に塗りました。その後、軽くティッシュで拭いて、完了です。もう1本は、さらに1週間後に交換する用に、このまま漬けておきます。
息子の髪で試してみます。長い髪は、からまっているのを手ぐしで軽くとかしてから、つげぐしで静電気などを落ち着かせるようにすると、引っかかりが軽減されます。整髪料ほどの効果はありませんが、ふだん使いにナチュラルに仕上げるならちょうどいいしっとり感の気がします。整髪料を使いたくない子どもの髪におすすめです。くしからはほんのりあんず油の甘い香りがして、癒されます。