娘が幼稚園に通っていたころ、パパの長そでTシャツをサイズ調整して仕上げた娘の作業服です。
ある日、幼稚園から「スモックの上から着られるように、汚れてもいい古着を用意してください」とお知らせがありました。どうやら作品展用の大型作品にみんなで絵の具を塗るようです。「汚れてもいい、スモックの上から着られる大きな服??」う~~ん。困った! そこで思い出したのがパパのお古Tシャツ。
汚すのが前提の服なので簡単にサイズ調整することにしました。寸法調整は「①丈をカットして縫う ②ギャザーやタックで身幅を調整」のみ。カットして余った布は縫いつけてポケットにし、レースとリボンで飾り、ほんのりかわいらしい感じに仕上げました。
パパの古着が型紙なしでも娘のワンピース風作業服に大変身しました。
用意するもの
長そでTシャツ(パパの古着):1枚
レース(飾り用)(ママの古着):適量
リボン(飾り用):適量
平ゴム(ギャザー用、そで口用)
ゴム通し
布用ボンド(好みで)
はさみ
針
糸
ミシン
パパが着古した長そでTシャツ

くたくたになっても、あたたかいので自宅で好んで着ていた服です。
見事に毛羽立っています!(笑)

Before

娘が着るとおばけ衣装のようでした。
After
(前)

(横)

(後)

作り方
Tシャツをカットします

そでとすその2カ所のみ娘のサイズに合わせてカットします。
サイズを調整します

①肩幅に合わせてギャザーを寄せミシンで縫います。
②えりぐりの前中心を子どものえりぐりに合うように折り重ねて縫いとめ、タックにします。
③後ろ身頃のえりぐりを縮めます。まず、ゴムを縮めたい長さ+2cmくらい(両端を縫い付けるときの縫い代分)にカットします。次に、ゴムの両端をえりぐりの両端に縫い付けます。そしてゴムをぴんと張って布と同じ長さに伸ばしたままミシンで縫い合わせます。このとき、何カ所かまち針でとめ、ゴムを引っ張りながら縫うとやりやすいです。縫い終わるとゴムがもとの長さに戻り、自然にギャザーが寄ります。
えり元に飾りとしてレースをつけます(これまた母の服に使われていたお古のレースです)。

④③と同じ要領で、ゴムを使いギャザー寄せします。

⑤そで口を折って輪にして縫い、ゴムを通します。
⑥すそを内側に1㎝ぐらい折り、かがってとめます。縫うのがめんどうな人は布用ボンドを。
⑦カットした布で作ったポケットを縫いつけ、飾りにレースとリボンをつけます。
コツ・ポイント
下に着るスモック自体もゆったりしているので、大人服のゆとりをそのまま生かしました。大人服を子ども服にサイズ調整するとき、特にネックになるのは、①首まわりのあき ②そで&着丈の長さ ③身幅 だと思います。
そで幅は大きくてもドルマンのようになるので、ちょっと参考にやってみようかな~という方はこの①②③の調整を意識してみてください!^^
記事提供:こいとさん
※上記記事は(株)主婦の友社の「暮らしニスタ」会員による投稿を編集掲載しています

