ほっと、人、あんしん。京葉ガス

ともに With you 千葉

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presented by SHUFUNOTOMO

40歳集まれ~!  千葉県「W成人式」に行ってきました!

晴れ着に身を包んで、友人たちと20歳を祝った成人式から20年……。40歳を迎えた千葉県民を対象に「W成人式」が行われているのをご存じですか? 発起人は、千葉県で生まれ育った南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太さん! 「愛する千葉県に恩返しをしたい」と2018年に初めて式を企画し、大好評。今年の1月6日に第2回が開催され、千葉県在住、または千葉県出身の40~42歳を対象に約800人が千葉市民会館に集まりました。私、担当記者もアラフォーの同世代! ということで参加させていただきました。

 

最近は10歳で2分の1成人式を行う小学校が増えています。「40歳は2回目の成人式」というユニークな試みは、6~7年前から東京を中心に広まってきました。20歳の成人式と違い、その多くは自治体主催ではなく、地元の有志などが発起人となって行われており、千葉県以外では、神奈川県の藤沢市や逗子市などでも開催されています。

 

この日の市民会館は、当然ながらアラフォーの男女だらけ! 「おぉー! 久しぶり!」という声があちこちで聞かれます。市民会館の会場で同級生と遭遇するこの感じ……。

20年前に地元で参加した成人式の記憶がよみがえってきます。九州出身の記者に知り合いがいるはずもなく、「みんな元気かなぁ」と何年も会っていない同級生の面々をひとりさみしく思い浮かべていました……。

 

感傷にひたっているうちに、ステージに元気よく山ちゃんが登場! 「千葉の英雄が帰ってきましたよー!」という声に、参加者も大歓声です。山ちゃんは昨年本厄を終え、今年は後厄とのこと。年末に虫垂炎を患ったあと、おかあさんが作ってくれた牡蠣入りおじやにあたってしまったという厄年らしいエピソードも披露してくれました。

 

ここでちょっぴり耳寄り情報! そうなんです、山ちゃんに代表されるアラフォー男子といえば厄年世代。本年度は1978(昭和53)年午年生まれの男性が本厄です。厄除けで有名なのは栃木県の佐野厄除け大師ですが、じつは東金市の千葉厄除け不動尊・妙泉寺も、東京の深川不動尊、川崎の身代わり不動尊と並んで関東厄除け三不動とされているのです! 千葉県民なら千葉厄除け不動尊へのお参りはいかがでしょうか?

 

千葉厄除け不動尊・妙泉寺 住:千葉県東金市山田1210

 

 

話が脱線してしまいましたが、W成人式では、山ちゃんに続き千葉が誇るアイドル、細川ふみえさんがヒット曲の「スキスキスー」とともに登場! うんうん、この歌、伝説の深夜番組『ギルガメッシュないと』でよく聴きました。あれからもう20年かぁ……。その後は昨年に引き続き、われらがJAGUARさんが現れ持ち歌を2曲披露。千葉のスターとしてすっかりおなじみのJAGUARさん、昨年は京葉ガスのwebムービーでも強烈な個性を発揮して話題となりました。ぜひこちらも「チェキラ!」 https://www.keiyogas.co.jp/tvcm/

 

会場がすっかり盛り上がったところで、千葉県民の体に深く刻み込まれた「なのはな体操」を参加者全員で行うことに。こういうご当地体操、全国各地にありますよね! みなさん子どものころを思い出しながら、懐かしい体操を楽しんでいました。そのあとは「客席対抗・千葉クイズ」が行われ、千葉のソウルドリンク・マックスコーヒーや、千葉発祥のファミレス・サイゼリヤなどの地元ネタで大盛り上がり。

 

「40歳の主張」で、山ちゃんの千葉への熱い思いが披露されると、千葉に縁もゆかりもない記者の胸にもジーンと迫りくるものが。エンディングで「世界に一つだけの花」ならぬ「世界に一つだけの千葉」を歌い、大盛況で会が終わるころは、身も心もすっかり千葉愛に包まれていました。

 

式終了後、山ちゃんが「自分は成人式のときは大阪にいて、帰ってもカッコ悪いんじゃないかと変にトガっていて、千葉に帰らなかったことをすごく後悔していたんです。自分みたいな人もいるのではないかと思い、W成人式の発起人となりました」と語っていたのがとても印象的でした。地元のよさや地元への愛は、山ちゃんのように、年を重ねてから深く感じるようになるのかもしれません。

 

参加者からは「この会をきっかけに、仲間と連絡を取り合うようになった」「楽しかった、やっぱり千葉はいい!」「成人式に出られなかったことが心残りだったから、いい機会になった」という声が聞かれ、会場内外のあちこちで記念撮影が行われていました。式のあとは、卒業した学校の仲間などが中心となり2次会となる同窓会が開かれていました。山ちゃんも出身校の同窓会に参加したそうです。

 

千葉愛あふれ、同世代との絆も深まりあたたかい気持ちになれるW成人式。来年の予定はまだ未定とのことですが、早くも第3弾の開催を待ちわびる声も。地方活性という観点からも大きな意味を持つW成人式。今後は各地に広がっていくかもしれませんね。

 

 

取材・文/植木淳子