あせらないで! 夏休みラスト1週間で「余裕で」宿題を終わらせる5ステップ
夏休みも残りわずか。「宿題がまだ終わってない! どうしよう」とあせっているパパ・ママさんと小学生のために、今回は、残り1週間でも「余裕で」宿題を終わらせる方法をお届けします。大切なのは精神的なゆとり! この方法なら、あせらず、あわてず、余裕をもって新学期を迎えられますよ。
ステップ1:「終わっていない宿題」の量を把握しよう
学校によって差はあれ、小学生の宿題は漢字ドリルに計算ドリル、植物観察、絵日記、読書感想文、自由研究……など、やるべきことはだいたい決まっています。まずは、学校からもらったプリントを確認して「どの宿題が終わっていないのか」をしっかり把握し、やらなければならないことを意識しましょう。
ステップ2:短期集中カレンダーを書こう
今日から数えて、夏休みまであと何日あるのかひと目でわかる短期カレンダーを書きましょう。このとき「やるべき宿題」と「終わったチェック」を書き込めるスペースを残しておいて。自分で印をつけたり、シールを貼ったりすることで、達成感が生まれます。

ステップ3:2つの「大物」は1日がかり、と考えよう!
宿題のなかでも、「大物」の2つ、読書感想文、自由研究は時間がかかります。「大物」がいつまでも残っていると心理的にあせってしまいますので、すぐにとりかかります。逆にいえばこの「大物」さえ済ませてしまえばかなり「余裕で」新学期を迎えられます。「大物」に関してだけは、思いきって「この日はこれだけ」と決めてしまいましょう。その日はひとつのことに専念すれば、じゅうぶんなものができあがります。できれば週末でパパの協力が得られる日がベストです。

ステップ4:2つの「大物」はこう乗りきろう!
指定の図書が学校で定められていない場合は、読書感想文用の本は家にあるもので、子どもが好きなものを選びましょう。新たに読み始めると時間がかかりますが、すでに読んだことがあり、子どもが好きな本であればスムーズに書き始めることができます。
読書感想文は、次の4つのポイントをおさえると上手にまとまります。
①この本を選んだ理由を書く
②特に印象に残った箇所、単語、フレーズを書く
③②について、自分がどう思ったか、どう感じたか
④「この本で〇〇に興味を持てるようになった」「この本を読んでこれからは〇〇しようと思った」などの締めくくり

自由研究についても、時間がないなかで「これから博物館に出かける」などということはせず、一日で終わることを選びましょう。ホームセンターやネットショップでは、数時間で組み立てられる夏休み用の工作用キットが豊富に販売されています。子どもの興味があるものを一緒に選ぶといいでしょう。
また、親子で料理を作り、そのレシピをまとめて感想を書くのもあり。これなら宿題につきっきりで「夕飯の支度ができない」という問題も解決できて、一石二鳥。ハンバーグやギョーザなど子どもが好きなメニューでアレンジしやすい料理がおすすめです。

画像提供/PIXTA
ステップ5:「大物」が終わったら、ドリル系の宿題を片づけよう!
「大物」の宿題が片づいたら、あとはドリルと、絵日記・観察日記だけ。ドリルはやらなければならないページを数え、残った日数で終わるように振り分けてカレンダーに書き込みましょう。15ページ残っていたとしても、残り3日あれば、1日あたり5ページのペースで終わらせることができます。絵日記・観察日記は2~4枚の指定の学校が多いよう。「絵日記・観察日記の日」を設けて1日で終わらせるもよし、1日1枚と決めて、ドリルと並行して片付づけるもよし。子どもと相談して決めましょう。ただし、すべての宿題は夏休み最終日の前々日には終わるように余裕をもって! 最終日は宿題の確認をしつつ、家でゆっくり休んで始業式に備えましょう。

