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presented by SHUFUNOTOMO

食器洗いが好きになる、手荒れ軽減、ストレス軽減、時間差家族にもおすすめの洗い方

食器洗いが好きになる、手荒れ軽減、ストレス軽減、時間差家族にもおすすめの洗い方

 

更年期障害を経験した50代、これまで習慣でこなしてきた家事も体力低下でこなしきれなくなってきました。これまでの家事をもっとストレスなくラクにできないものかと見直し中です。
なかでも嫌いな家事トップ1の食器洗い。(私の中では、です。トップ2は洗濯ものをたたむ作業)
それまでは当たり前のように原液をスポンジにつけて泡で食器を洗っていましたが
食器用洗剤はもともと薄めて使うことを前提として開発されたものだと知って目からウロコ。
調べてみたらスポンジで泡洗いしている国は世界的にみても少数派。
原液を薄めた液につけながら洗う国のほうが多数派でした。

水に恵まれている国かどうかの差もあるのでしょうが、薄め液で洗う方法に興味津々。
さすがに海外流にすすがずに乾かすなんてところまではマネできませんが
Wシンクのかわりに洗い桶でチャレンジ。
ネットを見たらフロッシュの愛用者さんたちもこの洗い方を紹介していました。
公式ホームページで紹介している洗剤メーカーもありました。

それでも、この洗い方で本当にきれいに洗えるのか?って半信半疑でしたが
おそるおそる試してみたら、ビックリ! すごくイイ。
手は荒れにくいし、洗剤液に入れた食器は時間とともに汚れが浮いて、こすり洗いがいらないくらいキュキュッときれいに。
食器洗いが終わるまで洗浄力が持続するので洗剤のつぎたしはいっさいナシ。泡を作らなくていいので「泡がへたる〜」というストレスもありません。

主婦になって30年近く、食器洗いといったら泡洗いでしたが、50代になってはじめて出会ったこの洗い方に完全変更、食器洗いが好きになりました(^^)

ラクしてきれい、楽しいです。

※ちなみに、原液を薄めた液につけながら洗う国のほとんどが食洗機が普及している国でもあり、手洗いは1割程度だとか。やはり究極にラクで節水できるのは食洗機なんでしょうね。でも今回は「手洗い」ということでおつきあいください。

用意するもの

  • 洗い桶:1個
  • 予洗い用桶:1個
  • 食器用洗剤:適量
  • 食器洗い用スポンジ、予洗い用柄つきスポンジ:各1個

 

食事の支度が終わったら、食器洗いの準備スタート。

食器洗いの準備は「いただきます」の前にやってしまいます。
用意するのは『洗剤液で満たした洗い桶』『洗剤液の入った予洗い用の桶&柄つきスポンジ』です。

洗剤の量などについてはのちほど詳しく説明します。

わが家では自分が使った食器は自分でシンクまで持っていくのがルール。

予洗いをして洗い桶に入れるところまでしてもらうので、画像のようにシンクに用意しておくと家族もスムーズに協力してくれます。(汚れが強いときはスクレーパー&ウエスを使うこともあります)

以前は食べたままの食器をシンクに運ぶだけだったので、汚れた食器を一から洗うのがおっくうでしたが、予洗いまでしてもらうととってもラク。
家事を楽にするには家族の協力も必要。

 

洗い方手順

①食器を沈ませて15〜20分待ちます

家族全員の食事が終わって使った食器が全部洗い桶に移動したら最終チェック。食器が全て洗剤液につかっているように重ね方を微調整。そのまま15〜20分洗剤液につけておきます。
予洗いしてあるので食器に残るのは油膜のような薄い汚れだけなので、この待ち時間に洗剤液が働いてくれ、汚れを剥がしとってくれます。

この待ち時間にほかの家事をしたり、ちょっとくつろいだり(^^)
瞬発力のなくなったシルバー世代、子どもの世話を先にしたくて食器洗いはあと回しにしたいママさんにもちょうどいいんじゃないかな。

 

②指で確認しながら食器を取り出します

待ち時間が過ぎたら汚れ落ちを指で確認してみてください。さわるとキュキュッと音が鳴るくらいになっているのがわかると思います。
泡洗いだと食器の内側、外側、縁、底と全面をこすり洗いしなくてはなりませんが、この洗い方だと待つだけでその作業が終わってしまうといった感じ。はじめて試したときはビックリ感動ものでした。

予洗いが甘かったり、食器の重ね具合で汚れが残ることもあるので、スポンジ片手に指で確認しながら食器を取り出します。
汚れを見つけたら洗剤液の中でスポンジでこすって落とします。再び指で確認してキュキュッとした感触になったら汚れが落ちたサインです。

お弁当箱の隅など付着した汚れが落ちにくいプラスチック容器でも、洗剤液の中でスポンジでこすり続けているとキュキュッと落ちてゆきます。

 

③ゆるい流水でタワーすすぎ

取り出した食器には洗剤の泡はほとんどつかないのですすぎもスムーズ。手早くすむので節水にひと役買っています。

どれくらいの水ですすげるのかというと、何度か桶を使ってためすすぎで試してみたのですが、5人家族でおよそ5ℓくらいでした。

予洗い用に1ℓ、洗剤液が7ℓ、すすぎで5ℓ、合計13ℓの水で食器洗いが終わります。
わが家の壊れた食洗機の使用水量は10ℓなのでほぼ近い!手洗いでここまで節水できるのもお気に入りの理由のひとつです。
(毎回W桶にしてためすすぎにしたら水の使い回しができてさらに節水に。ただシンクが手狭になるのでふだんはタワーすすぎで、ためすすぎは必要な時だけにしています)

 

④残った洗剤液でシンクまわりの掃除をしてフィニッシュ


食器洗いが全部終わった桶は、浮いた油で汚れていることがあるので、スポンジに桶の洗剤液を含ませながら桶の内側を洗い、そのまま桶の外側、シンクも磨いちゃいます。
ときには排水溝を洗うのにも残った洗剤液を使っちゃいます。
洗剤のつぎたしなしでここまで洗えるので、無駄に使っていないって思えて気持ちがいいです。

キュキュッときれいに洗うポイントはお湯

洗剤の洗浄力がアップする温度は60℃以上だそうです。実際、海外では給湯器から熱いお湯を出して使っているようですし、食洗機も60℃前後で洗浄しています。
食器を洗うには理想的なんですね。
これにならって洗剤液は60℃以上のお湯で作ります。

給湯器から60℃のお湯が出るならそのまま使えますし、40℃までが限界なら、やかんなどで沸騰させた熱湯と半々に入れると60度前後のお湯が作れます。

60℃のお湯はヤケドはしないけれど、手を入れていられない程度の温度。でも、食器をつけている待ち時間の間に適度にあたたかいお湯に冷めるので大丈夫。

 

もうひとつのポイントは洗剤の量

溶かす洗剤は適量を量り入れます。
少し多い分にはいいのですが、入れすぎるともったいないし、少ないと洗浄力が足りません。

とかす割合は洗剤のボトルの裏に記載してあります。水1ℓに対し0.6㎖とか0.75㎖とか2.5㎖とかあるアレです。
たとえば10ℓの桶を使って、「キュキュット」や「マジカ」で作るなら、お湯10Lに洗剤7.5㎖となります。
(「ジョイ」は無記載ですが水1ℓに対し0.75㎖できれいに洗えました。ヤシノミ洗剤ならお湯10ℓに洗剤25㎖となります。)

すご〜く薄めてしまうけど適量を守るとコンパクト洗剤も自然派洗剤もほぼ同等の洗浄力になるので満足度もほぼ変わりません。

 

待てない人は温水や常温ですぐ洗えます

夏の時期に60℃のお湯って熱すぎ!
そんなときは給湯器から出る40℃前後のお湯だけで洗剤液を作っても洗えます。熱いお湯を使うと汗だくになってしまいますし、気温が高い夏は食器に残る油脂が固まりにくいので、この温度でも待ち時間の間にきれいにしてくれます。

 

急いで片づけたいときは、40℃の温水や水道から出る常温水で洗剤液を作って待ち時間ナシでも洗えます(市販の洗剤をそれぞれ試しているところなんですが、濃縮コンパクト洗剤は冷たい水も得意のようです)。
低い温度で洗う場合、できるだけ丁寧に拭きとりや予洗いをして、洗剤液の中で食器の全面をスポンジでこすり洗いします。指で確認してキュキュッとした感触になったら汚れが落ちたサインです。

ただ、動物性の脂が多いおかずの日は高温の洗剤液を作ったほうがすっきり簡単に洗えるので60℃程度のお湯をおすすめします。キッチングローブを使えば、冷めるのを待たなくても洗えます。

 

洗剤液を作る手順が食後になっても大丈夫

洗剤液の準備は食事が全部終わったあとでも大丈夫。
その場合、予洗いずみの食器を桶に重ね入れた上に、適量の洗剤とお湯を加えます。
あとからのほうが洗剤液ができたてで熱々なので、よりすっきり洗い上がります。

 

来客があった日、食器を多く使った日、汚れが落ちにくい料理だった日、消毒を兼ねて高温のお湯に食器をつけたい日などには手順を変えて対応しています。

 

時間差家族にも便利

我が家は時間差家族。最初の夕飯は7時ごろ。それが終わって10時ごろに帰宅して夕飯という家族がいるんですが、そのころ私はバイトで家にいません。でも洗剤液を満たした洗い桶を用意しておけば、食べ終わりの食器をいれておいてくれるので、私が帰宅した頃には液の中で食器がほぼきれいになっていてストレスフリーです。むしろ、桶の中でピカピカになっている食器を取り出すのが楽しみになりました。

 

桶は数種類あると便利

わが家の場合、5人家族で7ℓの桶がギリギリの容量です。なので、食器が多い日用に14ℓの桶も用意しています。画像はソフトタイプのランドリーバスケットです。7Lも14Lもダイソーで購入しました。

 

この洗い方のメリット

*手荒れしにくい
原液に直接触れることがないので手荒れしにくいです。泡洗いではゴム手袋必須だった子どもたちも、今は素手で洗っていますが手荒れはしていません。

 

*こすり洗いが軽くすむ
洗剤液につけおく間に汚れが剥ぎとられるので、洗うのが面倒なスプーンの内側までピカピカです。こする必要がほとんどなくて簡単に終わってしまいます。子どもたちがつたない作業で洗っても、洗い残しはほとんどなし。見守る親もストレスなし。

 

*泡を作らなくていい
食器洗いは泡が命!って思っていましたが、この洗い方だと泡はむしろ不要。泡立ちが弱い洗剤でも気持ちよく洗えます。

 

*洗浄力の弱い洗剤でも融通がきく
「使ってみたら油汚れに弱かった〜」という洗剤でも、この洗い方で適量を使えばお湯の力との相乗効果で汚れが落ちてキュキュッという感覚が味わえます。
適量使っても洗浄力が弱い場合は2倍量をとかせば他の洗剤と同等の洗浄力に引きあげることができます。

 

*すすぐ前に汚れ落ちがわかる
泡洗いだとすすいだときの感触で汚れ落ちを確認しますが、この洗い方だとすすぐ前に汚れ落ちがわかるので「すすいだあとに洗い直し」という二度手間が激減します。

 

この洗い方のデメリット

*桶が必要
シンプルなキッチンをめざしている人の中には洗い桶を排除した人もいると思います。桶を使いたくない人には敬遠されちゃうかな。小さなシンクなら海外流に排水溝にふたをして使えますが、日本のシンクは横広なのがほとんどだからな〜。

*木製の食器やカトラリーに注意
水分を吸い込みやすい素材の場合、長くつけすぎると劣化の原因に。ほかの食器類とは別にしたほうがいいです。つけおく時間はとらずに洗剤液の中でこすり洗いします。

*「石鹸」は不向き
「石鹸」は泡あっての洗浄力。台所用の液体石鹸でも「石鹸」に変わりないので、大量の水に薄めて使うとその力が発揮できません。

 

最後にひとこと

食洗機があればラクラクですが、我が家の食洗機はただ今故障中。
どうにかラクして食器が洗えないものかと、泡ボトルや泡スプレー、泡の作り置き洗いとかいろいろ試しましたが、最終的に海外流をマネたこの方法にたどりつきました。
我流なのでまだまだ改良点があるかもしれませんが、日本だと泡洗いが9割を占めているそうなので、残りの1割さん、「もっとこうするとイイよ〜」「わが家ではこうしているよ〜」ってお話が聞けたらうれしいです。9割さん。「やってみたよ〜」って声が聞けたらさらにうれしいです。